最近、発話練習やゲーム中に間違えてしまった子どもたちが “Good mistake?” と尋ねてくることがあります。
例えばairplane と apron 1レッスンの中で両方の単語が出てきたある日。子どもたちの何人かがこの二つの単語で混乱してしまいました。
「飛行機」は英語で “airplane”
「エプロン」は英語で “apron”
あえてカナカナにすると「エァプレェィン(ヌ)」「エィプラァン(ヌ)」
ね、似てませんか?
だから子どもたちがこの二つの単語を言い間違えたときは、カタカナ英語を卒業した証拠なんで、まずは褒めてから訂正します。
中1のRくんは「音楽 music」を “muzic” と書いてしまいました。
Phonicsの基本ルールでは “s” は無声音。ところが “music” は発音記号であらわすと mju:/zi/k “z”の有声音になっています。
Rくんが書いた“muzic” は彼が Phonics のルールをちゃんと身につけている証拠!
なんでこの時もまず Phonics を身につけていることを褒めてから正しいスペルを一緒に確認します。
小学生の中級クラスでは一つの質問に対して複数の回答をしてくれます。
例えば今 学習中の “How did you get here?”の質問には…↓
“I came here by airpalne and train and bus and boat.”
う”~ん…これでもいいんですけど…
中級クラスなんでちょっとレベルアップしましょうか?ってことで最近では復習の単語をつなげるときに使う “and” のルールを身につける練習を始めました。
”I came here by airplane, train, bus and boat.”
スーパーマーケット、病院、駅、お城、牧場、天の川などカードを見せるたびに脳内旅行をしながら一生懸命応えてくれます。そんな素敵な想像力を褒めながら “and”のルールを紹介していきました。
英語の学習において「間違える」ということは良いことなのです。
日本語を話し始めた子どもたちだって、みんなたくさん言い間違えながら正しい日本語を身につけていきますよね?
だから私は自分のいい間違いに気づいて「やっちゃった💦」って顔をする子には必ず
“It’s okay! That’s a good mistake!”
と声を掛けます。
そして最近では子どもたちから“Good mistake?”と聞いてくれるようになりました。
間違えたって大丈夫!って知っているから、みんな自信をもってどんどん発話してくれます。
言語習得において「悪い間違い」なんてないんです。
あるとしたら…
「間違いを恐れて話さないこと!」
これ以上の「悪い間違い」はありません。
だからこれからもみんなでどんどん間違えて、どんどん英語を身につけていきましょう!!!