先日 先輩講師である 岐阜県多治見市Happy Kids の冨士原美和先生 主催の帝京大学可児小学校 英語授業見学会に参加してきました✨
来年度から小学校の英語の授業が大幅に変わることや、大学受験の際の英語外部検定利用入試についての賛否両論など、日本の公教育での英語の授業のありかたについてとても関心が高まっていますね。
そんな中、独自のカリキュラムで楽しく子どもたちの英語力を伸ばす授業を行っている帝京大学可児小学校。
ネイティブ講師のレム先生がオールイングリッシュで進める授業は無駄がなくテンポもよくってとても分かりやすいものでした。
子どもの成長と言語習得のプロセスを計算し戦略的にたてられたレッスンプランは英語教育において迷走中の公立の学校関係者の皆さんにぜひ参考にしていただきたい!
私が見学させていただいたのは小学1年生から6年生までの6年間のカリキュラムのうちのほんのひとコマ。
正直、見学後はまだ「んんん?」「???」って感じのところがいくつかありました。
でもね、見学の後 質疑応答の際のレニ先生の戦略や考えを伺うと先ほどの授業の1つ1つが素晴らしく、生徒たちへのあふれる愛情がひしひしと伝わってきました。
見学後の「んんん?」「???」も レム先生の毎月の目標、1年ごとのゴール、最終的には6年間を通しての最終目標。そして中学校英語との連携。これらの説明を伺い「なるほど!」「素晴らしい!」と感動しました。
会話重視のレッスン
レッスンではテキストは使わず会話重視、ゲームをしながら楽しく繰り返し発話の練習。
ゲームのルール説明の際ももちろん日本語は使いません。
まずは先生と一緒にやってみる。先生のサンプルを見ながら子どもたちはゲームのルールを理解します。
生徒がルールを理解し自分たちでゲームに取り組めたら、今度は少しルールを変えて難易度を上げます。それにより授業で習った表現のさらなる定着をはかります。
読み書き指導と採点方法
3年生になり読み書きが導入されてからは定期的に単語のテストも行われているようです。
しかもその採点についての考えがまた素晴らしい!
↥私の中ではここが今回の見学のハイライト
まずはテストの目的を明確にするということ☝
🌟単語の習熟度確認が目的なのか?
🌟正しいスペルで書き取れるかどうかをみたいのか?
テストの目的が変われば採点の仕方も変わります。
模範的な回答ができなくっても、先生方は子どもたちの努力、習得度をちゃんとみて採点しているとのこと。
英語のテストで一番懸念されることは間違いを恐れて話せなくなること。
白か黒
この採点方法では子どもたちは、間違えることを怖がり必要以上に慎重になってしまいます。
でもね、そもそも何のために英語を勉強するんですか?
テストでよい点を取るため???
英語に限らず、「言葉を学ぶ」ってコミュニケーションをとるためですよね?
例えば、あなたが海外からのお客さんを一日おもてなしすることになった場合、どちらの人をおもてなししたいですか
🌟とても正しくきれいな日本語を話すけど、限られた文章しか話せない人
🌟発音や文法など間違えはあるけど、いろんなお話しのできる人
こうして考えると、テストの採点も単純に 〇か×か で判断してしまってよいのか?
この点をしっかりと考慮して採点されているのが レム先生を筆頭とする帝京大学可児小学校の英語講師のみなさまでした。
私たちが見学に伺った日には中日新聞からも記者がおひとり参加していました。
そして翌日の紙面に早速 こんな素晴らしい記事が⇓
英語教育への関心が日に日に高まりをみせている日本の公教育。
私立校のように自由が利かないことはわかりますが、もっともっと視野を広げ、専門家の知識や成功例を取り入れ、子どもたがより良い教育を受けることができるようになってほしいと切に願うばかりです。
私もまずは教室に通う子どもたちをバイリンガルに育てる!!!
まずはそこから頑張ります💪