2004年スマトラ島沖地震の際、スリランカも津波による甚大な被害を受けました。
それ以来、スリランカでも定着した“Tsunami”という言葉。
ただ、最近では言葉の意味を勘違いしてか、洪水に対しても”Tsunami”を使う人がちらほらいます。
そして、今回の西日本豪雨
義母の滞在もあって、心配したスリランカの家族や知り合いから電話やメッセージを受けましたが、はじめ「津波大丈夫?」って聞かれ『え!?津波!!!」ってびっくりしたんです。
東日本大震災の時は1日出かけていて、スリランカの義兄からの電話で津波被害を知ったこともあり、一瞬ひやりとしました。
でも、すぐに今回の洪水についてのことと判明。
去年の夏、夫の実家が大雨による洪水で腰あたりまで浸水。
その際も「津波の後始末が大変…」なんて口にしていたスリランカの人たち。
ちなみにシンハラ語で洪水は「ガン(川)ワトゥラ(水)」
まぁ、確かに津波も洪水も、被害にあった街の様子はほぼ同じに見えますが…やっぱり日本人の私にとって「津波」は「津波」、「洪水」は「洪水」全く別物なんですね。
だから今回もいろんな人に「津波大丈夫だった?」と聞かれるたびに、わかっていても違和感を感じます。
そしてふと頭をよぎったのが、「ハーフ論争」(勝手に命名)
我が家のような国際カップルの子供達は日本では一般的に「ハーフ」と呼ばれています。
これについて、外国人や海外在住歴の長い人は「うちの子は半分じゃない!ダブル(ミックス)だ!」って主張する人がいます。
どっぷり日本に浸かっている私としては「どっちでもいいじゃん」っていう考えでした。
「ハーフ」って元は英語の”half“からだったかもしれないけど、今じゃ「混血」という意味でも国語辞典にも記載されたれっきとした日本語であり、もう英語の”half”とは全く別物って考えればいいんじゃない?って思ってました。
でも、今回「洪水」を”Tsunami”と言われる度にモヤモヤを感じて初めて、「ハーフ」について強く主張される方の気持ちを理解しました。
きっと、スリランカでも「洪水」を間違って“Tsunami”を呼ぶ人はほんの一部だと思います。日本人の私と話すからあえて“Tsunami”と呼んでいるのかもしれません。
でもやっぱり、この一部の人の間違いが広がって定着しちゃったり、「もうシンハラ語の辞書にも載っている言葉で日本語の「津波」とは別です」なんて言われたら嫌だな〜って思うんです。
そして「ハーフ」について熱く語る人たちを若干冷めた目で見ていた自分は、言葉やそのネイティブの方への敬意が足りていなかったなと反省した今日この頃…
いや、今日の話は特に落ちもなく、ただ最近の私のモヤモヤと考えの変化を綴っただけなんですけどね💦
次回からまたレッスンに関した投稿していきますね♡